ベーゼンドルファー


概要

 ルナティック稼ぎではリリカ一択なので4ボス3枚目のスペルカードは固定でベーゼンドルファー神奏になります。
 弾幕としてみると縦列弾と斜め列弾の構成で、下がりながら避けていくような形になるのであまり下の方で列に入ると詰みます。 とはいえ案外列の弾の間は隙間があるので、よく見て抜けると割と普通に抜けれたりします。また、斜め列弾として降りてくる前に一度Uターンをするように展開されるため 接近すると、このUターンする弾に多量のグレイズが出来ます。攻めるとそこそこスペルカードボーナスを伸ばすことが出来るのですが、なかなかに死なせてくれます。

 また、夢符、時符ではベーゼンドルファー霊撃パターンというものが開発されており、結界を出す→グレイズして霊撃する→ボムを打つ→結界...→最後の結界は収束という流れになっています。 このパターンの収支は様々な要素が複雑に絡み合っているので詳しいことを知りたい人はTIPSを読んでください。

結界(+26000~30000)

 タイミングのおすすめは斜め列のグレイズが始まるのと同時に出すことです。攻めるとよく割れる系の弾幕なのであまり桜の伸びは気にしない方がいいことも多いですが、 と前置きの上で高くなる要素はUの字にどれだけグレイズできるか、斜め列弾をきちんと2列分グレイズ出来ているか、の2点にかかっています。 一応Uの字を最後までグレイズするとその場所が斜め列弾の空く場所になるようです。桜3万超も存分に狙えます。 また、スペル後半の方が桜の伸びがよくなる傾向があるように思います。列弾数は15で常に固定なのでよくわかりません。

 時符では結界後2ボムを利用することで2結界目を出すことができます、2収束と霊撃パターンどちらを採用するかはTIPSを読んで決めましょう。

 霊撃パターンの場合でも結界発動のタイミングが同じになうようにボムタイミングを調整しましょう。時符であれば斜め列弾を避け始める直前くらいにボムると丁度いいです。

弾消し

 実は弾が発射され始めて少したつとどこでも大差ありません、というのもあっという間に弾量が1024発の上限に達してしまうからです。 とはいったもののなんだかんだ1024発の弾消し、7289000点が出ることはレアだったりします。通常プレーで唯一MAX弾消しボーナス7289000点を見ることが出来る場所になるでしょう。

弾消し理論値

TIPS

ベーゼンドルファー霊撃パターンについて
・時符
 結論としてポルターガイスト2結界など、ボム連打行為を行っている場合、霊撃パターンを利用しないとマイナスになります。 そうでなければどちらを選んでも大きな差はありません。
 収支に大きく関ってくる要素は「桜の伸び」「収束ボーナス」「スペルカードボーナス(SCB)」「弾吸いアイテム」「5開幕での分子低下の影響」です。 この時点の桜の価値は桜1万=最終スコア1000万ほど、弾吸いアイテムは10000Gで1024発=300万くらいです。収束ボーナスは桜分子(×桜分母)の10倍で900~1200万ほど、SCBは普段の平均値を参考にするといいでしょう。
 霊撃パターン、2収束パターンで異なる部分は「桜」「収束回数」「5開幕の分子低下の影響」です。SCBを落とすこと、弾吸いを3回行うことは共通です。お互いの差の一例を示すとすると、
霊撃:「桜」20000+20000+30000 = 70000 → +7000万、「収束」1回 → +1000万、「分子低下」→ 少し「合計」+8000万弱
2収束:「桜」30000 + 30000 = 60000 → +6000万、「収束」2回 → +2000万、「分子低下」 → ボム連打済み:2000万くらい、連打してない:少しくらいなので 「合計」ボム連打:+6000万、連打無し:+8000万弱くらいになります。こういった理由からポルターガイスト2結界などボムを多用するパターンであるならば霊撃パターン一択になり、 ボムをあまり使わないパターンであればどちらを選んでもあまり差がない、という結論に至ります。
 なお、桜の伸びの差は「収束させた時の伸び - 2万」なのでグレイズがうまい人ではこの値が1万を超え、特にポルター取得からの霊撃パターンであれば分子の減少が小さい分若干高くなると予想しています。
 霊撃によって桜分子が大幅に回復する理由は4面開幕のTIPSに詳しく書いてあります。ここでは1霊撃あたり桜+は25000~35000(後半の方が高い)ほど回復するので桜分子は10万前後回復することになります。このパターンが発見されたことで、かつて一度導入されたものの激しい分子低下の影響で却下されていたポルターガイスト2結界パターンが復活できたという経緯があります。

・夢符
 夢符の話は時符よりもはるかに複雑で、どのくらい複雑かというとチルノ通常から業風神閃斬に至るまでのパターン構築に影響を及ぼします。 同じようにして収支を考えていきますが、残機の影響をひとまず考えず「桜」「SCB」「弾吸いアイテム」「パターンによる差」に着目します。
 「パターンの差」では「通常ルート(妖夢5結界)」「霊撃→妖夢5結界」「霊撃→妖夢6結界」の3ルートを考えます。これがかなり複雑です。
「霊撃→妖夢5結界」ではここで潰しを行うため点符のロスト分があり、それが7枚なので-700万とします。
「霊撃→妖夢6結界」は業風神閃斬での結界が追加され+2000万(桜伸び+収束分)になります。
 妖夢5結界は通常1通常2現世妄執俗諦常住三魂七魄(撃破結界)で結界を出すことをさし、6結界ではこれに業風神閃斬が追加されます。
 収支の一例をあげていくと、
霊撃5結界:「桜」18000+20000+30000 = 68000 → +6800万、「SCB」→ 0、「弾吸いアイテム」→ +750万くらい、「パターン差」→ -700万で「合計」6850万
通常5結界:「桜」30000 → +3000万、「SCB」→ +2000万、「弾吸いアイテム」→ 0、「パターン差」→ 0で「合計」+5000万
霊撃6結界:「桜」68000 → +6800万、「SCB」→ 0、「弾吸いアイテム」→ +750万くらい、「パターン差」→ +2000万で「合計」9550万になります。
これに残機減少がかかわる場合3000万を考慮してください。


その他
 ベーゼンドルファー(Bösendorfer)はピアノ製造で有名ですね。他の子の固有スペルカード名もその子たちの楽器に合った名前がつけられています(残念ながら見かけることすらレアですが)。 ルナサはスードストラディバリウス(pseudo Stradivarius)で、pseudoは偽のという意味でストラディバリウスはアントニオ・ストラディバリの制作したバイオリンの総称です。 メルランはゴーストクリフォード(ghost Clifford)でクリフォードは有名なジャズトランペッターのクリフォード・ブラウンでしょう。
 スペルカード名や、キャラ音楽などの元ネタと思われるものを調べるのも中々面白いですよ→東方元ネタWiki


   
written by pndsng   2014/12/14